疝痛-俗の腹痛
その他の疾病・負傷。
疝痛-俗に腹痛とよばれるものである。
原因は様々であり、主として胃や腸など消化器系の内臓異常・疾病で発生する。
代表的な疾患としては過食疝・便秘疝・風気疝・寄生疝・痙攣疝・血栓疝・変位疝などがある。
馬は一度食べたものを嘔吐できない身体的構造を伴うので、胃腸に食物・消化物がつまりやすい。
その結果、胃破裂などを引き起こす(ナリタブライアンがこのケース)。
また腸ねん転の場合、非常に危険であるので開腹手術など早急な措置が求められる。
また、馬がくっさく・グイッポ(馬房にある馬栓棒などを噛んでしまうクセ。
空気を飲み込んでしまうので止めるよう調教される)などをしてしまって空気を飲むことでも発生する。
馬はデリケートであるため、緊張のあまりひきおこすこともあるようだ(ダイワメジャー)。
鼻出血-鼻血。
主に1.運動誘発性出血2.鼻粘膜からの出血3.喉嚢からの出血に分けられる。
1.であれば両側の鼻孔より出血する。
強度の運動による血圧の上昇が原因。
2.は通常片方からの出血。
顔面打撲や鼻腔への異物の混入、鼻炎などによる鼻粘膜の脆弱化による出血。
3..喉嚢で増殖した真菌により動脈が傷つけられて出血する。
大量出血になりやすく、致死性の高い疾患である。
熱発-馬の平熱は38度ほどだが、発熱をした状態をいう。
疲労や輸送などによって引き起こされる。
まれに逆体温と呼ばれ朝昼の体温が逆になり(昼の体温が下がる)調整困難となる馬が存在する。
競走生活時代のフサイチコンコルドがこの症例であった。